直径15cm、高さ20mになる大型。節には輪がふたつ。節間が長く薄め。幹全体が青々としている。
直径18cm、高さ22mになる大型。節には輪がひとつ。節間が短く厚みがある。全体的に白い粉がつく。
直径3~10cm、高さ15mの大型。節には輪がふたつ。茶道道具などに利用されます。
戦後は高収益が見込めることから積極的に植えられてきた「竹」。しかし近年はこの竹が放置竹林という問題に直面するようになりました。竹の根は周囲へと侵出し、そこに生息する他の樹木の健全な成長を妨げます。また、背の高い竹が陽光を遮り、背の低い植物を枯らしてしまいます。健全な植物の成長を促すためにも放置竹林の拡大を防ぐことが必要です。そこで課題となるのが「伐採した竹をどう活用していくか」ということです。
古くからの日本人の生活様式にあった「竹製品」は現在も私たちの生活の中に溶け込んでいます。しかし時代の流れと共にその数は減少傾向にあるものもあります。日本風の家屋は減り、竹垣を見る機会も少なくなりました。金ざるの登場で昔ほど竹ざるを日常で使う家庭は少なくなりました。
竹あかりは人を魅了します。あかりは人々の心を癒し、誰かを想うあたたかな「灯(ともしび)」となります。
竹あかりはアウトドアでも楽しめます。ランタンの代わりに自分で作った竹あかりを灯す夜を想像してみてください。
サイドテーブルや枕元などに置く竹あかりは、見ているだけでほっこりする癒しの灯りとなります。
放置竹林の伐採によって出来る竹。この竹を竹あかり作りに使用します。あかりの役割を終えた竹は、竹炭や竹堆肥にし、自然に還します。
どうして放置竹林が出来るの?
そのままにしておいたらどうなるの?
竹あかりをつくるとどうなるの?
竹あかりのデザインはどうしよう?
どんな穴をあけたらいい?
竹あかりをつくることが様々なことを考え、取り組むきっかけになります。
地域で竹あかりをつくる。その活動を通して出来る人の輪が、いざという時に力を発揮する。自分たちのまちは自分たちで灯すというサムライ(※)たちの言葉がすべてです。みんなで竹あかりを作りましょう。
AIの時代がきても人と人とのつながりはAIでは作れません。
※サムライ:2020年7月23日、みんなの想火プロジェクトで日本の各地で竹あかりが灯りました。都道府県に一人ずつみんなをまとめ、引っ張ってくれるリーダーがいました。そのリーダーこそがサムライです。